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2020.12.28

原因別!歯が欠けたときの応急処置&対処法まとめ

ある日突然、歯が欠けた!なんてことになったら驚いてしまいますよね。しかし、実は歯が欠けることは意外にもそんなに珍しいことではありません。突然歯が欠けたとき、一体どうすれば良いのでしょうか?

今回は、歯が欠けた場合に考えられる原因・応急処置・治療法まで詳しく解説していきます。さっそくみていきましょう。

  • 歯が欠ける3つの原因

まず最初に、どのような場合に歯が欠けることがあるのでしょうか?大きく分けて3つのケースが考えられます。

  • 歯が欠けるケース1:大きな力が加わった

まず一つ目が、歯や口に大きな力が加わった場合です。例えばスポーツをしている際に、人やボールとぶつかって歯が欠けるといったケースです。他にも、転んだ際に急激に歯に力が加わることで、歯が欠けることもあります。

また、歯ぎしりや歯の食いしばりが強い人も、突然歯が欠けてしまうことがあります。一定期間、歯ぎしり・食いしばりによって歯に強い力が加わり続けていることで、歯が欠けやすい状態となるのです。

歯のかみ合わせが悪い場合にも、ある一定の歯にのみ力が加わり続けることがあり、突然歯が欠けてしまうことがあります。

  • 歯が欠けるケース2:歯が虫歯だった

歯が虫歯である場合にも、欠けることがあります。歯は虫歯になっていると、健康な歯に比べてもろい状態になっています。表面的には小さな虫歯しかないように見えても、実は内部で虫歯が進行しているというケースもよくあります。

そのような場合、例えば食べ物を噛んだ・歯を噛みしめたといった軽い力が加わっただけでも、突然歯が欠けてしまう場合があります。

  • 歯が欠けるケース3:歯が酸蝕歯だった

酸蝕歯とは、お口・歯が酸性の状態に傾いている状態のことです。オレンジジュースやレモンといった酸性の食べ物をよく摂取したり、胃の中の胃酸が口に上がってくることで口の中が酸性に傾きます。

酸蝕歯になると、歯の一番表面にあたるエナメル質が溶かされて、歯が通常よりももろい状態となります。よって、酸蝕歯の場合も虫歯同様に欠けやすい状態となり、何か軽い力が歯に加わった際に欠けてしまうことがあるのです。

  • 歯が欠けたときの応急処置

さて、突然歯が欠けてしまったとき、応急処置としては何をすれば良いのでしょう?

まずは、歯が欠けた部分に触らないようにしましょう。欠けた部分や欠けた歯を触ってしまうと、さらに歯が割れてしまったり症状を悪化させてしまう場合があります。

また、欠けてしまった歯の一部が残っている場合は、できるだけ保存しておくようにしましょう。歯の状態や保存方法によっては、修復に用いることができる場合があります。

  • 速やかに歯医者さんを受診しよう

歯が欠けてしまった際に、仮に痛みがない場合でも、できるだけ早く歯医者さんに行くようにしましょう。欠けた部分から神経が出てしまっている場合は口腔内からの感染が起きるので早く歯医者さんを受診した方が、神経を保存できる(神経の処置をしなくて済む)確率が上がります。

また、歯が欠けてしまった場合、早期治療を行わないとほかの歯にも影響が出る可能性があります。

例えば歯が欠けたまま長く放置していると、噛み合わせが悪くなる恐れがあります。長期的に噛み合わせの悪い状態が続くと、欠けた歯の上の歯が、突然抜けてしまうこともあるのです。

歯が欠けた場合は、できるだけ早く歯医者さんに行くことが大切です。

  • 歯が欠けたときの治療法

部分的に欠けた場合などはコンポジットレジなどの修復用材料を用いて修正することが可能です。もし欠けた部分が大きく神経にまで達しているような場合は神経の処置が必要になります。

また歯にヒビが入りそのヒビが根っこの先まで続いてるような場合は抜歯が必要になることもあります。

欠け方や大きさなど細かく診査をしてもらわなければ治療方針は決まりません。ぜひ主治医とご相談くださいね。

  • まとめ

いかがでしたか?今回は、突然歯が欠けた場合の応急処置や治療法について詳しくみてきました。

歯が欠けると、欠けたこと自体に驚いてしまいますが、実際にはその歯を健康な状態に戻してあげたり、お口の健康を改善することの方が重要です。痛みがない場合でも、早急に歯医者さんを受診するようにしましょう。

慌て過ぎずに、速やかに対応することが大切ですよ。

副院長
森井 浩太

森井歯科医院

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